こども六法
プロジェクト
もともと自費出版だったこども六法。
アイディアに可能性を感じたCreativeCapital(CC)が出版を提案し、全国の書店で出版するプロジェクトが始まりました。
動画広告を用いてクラウドファウンディングで支援を集めたところ、動画を見た出版社からオファーを受け、全国での出版が決定。
デザイン、イラスト原案、本文コピー作成など、幅広い分野で著者と協力して本書の完成に至りました。
こども六法とは
こども六法は、法律を子ども向けに翻訳し、イラスト付きでわかりやすく解説している本です。いじめ・虐待等の、子どもが被害者・加害者となる問題に対し、子どもが法知識を得ることで、自分が被害にあっていることを自覚できたり、知らぬ間に加害者となってしまうことを避ける狙いがあります。
著者山崎聡一郎の、自身のいじめ体験を元に、対策やコラムなども加え、2019年8/20に出版されます。
自費出版でのスタートとCreativeCapitalとの出会い
こども六法は、もともと 著者山崎が学生時代に、研究活動の一貫として2014年に作成・自費出版していたものでした。
その後、著者山崎で何度か認知拡大に向けたチャレンジをしていましたが、いずれも頓挫してしまっていた実態がありました。
それから5年後、CC代表小川が著者山崎と話す機会があり、こども六法の活動を広げられない実情を聞きました。
話を受けて、子どものいじめを苦にした自殺や虐待などの問題を踏まえ、こども六法の必要性とニーズを感じ、小川から全国の書店で出版することを提案。出版までの戦略を設計し、出版に向けたプロジェクトがスタートしました。
クラウドファウンディングでの支援募集と 動画での認知拡大
音が流れます。
クラウドファウンディングは既に終了しています。
出演:演劇ギルドわむ!
企画・演出・編集:小川凜一
プロデュース:砂田智香
撮影:永尾優実
こども六法を全国展開することを目標に、出版までの戦略を設計。
その中で、クラウドファウンディングの支援を用いて出版資金を集めることを提案しました。100万円の資金を集めることを目標に、募集ページの作成のほか、支援募集ムービーを作成。
「大人にとっての犯罪が、子どもの日常であってはならない」をコンセプトにしたムービーは、SNSを中心に注目を集め、多くのシェアやコメントを集めました。
結果、当初100万円を目標にスタートしたプロジェクトは、179万6,000円という予想を大きく超えた支援を集めました。
また、動画やクラウドファウンディングでの盛況を見た、出版社弘文堂からオファーを受け、全国での出版が決定しました。
本の制作活動
法律の子ども向けの訳文を乗せたものだけでは、子どもは自発的に本を読んでくれないと判断。そこでCCは、法律を解説するイラストを追加することを提案しました。
CC副代表砂田の提案で、犯罪などのシーンを動物で表現することで生々しさを緩和することにし、イラストレーターの伊藤ハムスターさんを起用。さらに、表紙や中身のデザイン、50点以上のイラストの原画も砂田が担当しました。各ページの見出しやオビのコピーの執筆は小川が担当。
また、入れる法律の再選定や法律の専門家による監修など、ほぼ全てを作り直し、新しい法律の翻訳やコラムは著者山崎が執筆しました。
結果、児童にも親しみやすい、今のこども六法の形になりました。
上記は作成中のものです。
実際の書籍とは異なる場合がございます。
出版から全国への展開
著者・弘文堂・CCが一丸となり、「全国の教室に一冊ずつ」を目標に、メディア展開等を実施。
CCは、各マスコミへの情報展開の協力や、SNS戦略の計画・運営、さらにホームページを作成し、拡散に協力しました。
2019年8月20日から、全国の書店、インターネットで発売です。